子育てをしていると、「子どもがもっと聞き分けが良かったら……」「どうして何度言っても分かってくれないのかしら」などと、お母さんが思うことはしばしばありますね。
特に夏休み中は子どもと過ごす時間が増え、大人から見ると我がままを言っているとしかとれない状況に、イライラしてしまう場面も多くなってしまうでしょう。
そんなとき、ぜひ今回ご紹介する対応や言葉がけを試してみてください。
今回は、幼児教育者・日本キッズコーチング協会理事長の竹内エリカ講師による「キッズコーチング講座」シリーズの中から、子どもへの言葉がけについて短時間でポイントがつかめる講座をピックアップしてご紹介します。
キッズコーチング講座 聞き分けのいい子を育てる「YES AND」法
スーパーへ行ったら、通路で「お菓子買って!」とぐずられる。公園へ遊びに行き、もうかなり遊んだから「帰るよ」と声をかけても動きたがらない。お母さんが忙しくしていようとおかまいなく、かまってほしがる。
こんなときはお母さんも疲れてイライラしてきて、つい「ダメ!」とか、「どうして言うこと聞けないの!」などと強い言葉で言い聞かせようとしてしまいますよね。
あるいは泣き落としに負けて、「一つだけね」「今日だけよ」と折れてしまうこともあるでしょう。
すると、子どもは次から味を占めて、お母さんは大きな声で叫べば叫ぶほど最後は折れるというのを知ってしまいます。
そこで知っておいていただきたいのが「YES AND」法。子どもの言うことを否定するのではなく、まずはいったん受け入れて、ANDでその他の条件を付け加えるという言葉がけの方法です。子どもに諦めさせるのではなく、我慢する力を養ったり、相手の意見を受け入れられるようにしていきます
具体的な言葉がけの例は、ぜひ動画をご覧ください。
キッズコーチング講座 聞き分けのいい子を育てる「YES AND」法
キッズコーチング講座「明るい子を育てるポジティブな言葉がけ」
子どもと一緒に歩いていて「転ばないで!」「騒がないの!」などと言うこと、たびたびありませんか?子どものことを心配しているからこそ出てくる言葉ですが、実は、子どもにとってこの言い方はとてもあいまいなのです。
これは「~しないで」としてほしくないことを伝えるときだけでなく、「えらいね」とほめるときも同様。子どもに「えらいね」と言っても、実際のところ子どもは何がえらいのかが分かっていません。
「明るい子を育てるポジティブな言葉がけ」講座では、どんな言い方をしたら子どもにとって分かりやすいかをお伝えします。
子育てにおいて一番大切なのは、子どもの自己肯定感を育てること。子どもは落ち込んだとき、お母さんが自分の味方だと思っていればがんばれます。
印象に残ったこと一つから、ぜひ使ってみてください。
キッズコーチング講座「明るい子を育てるポジティブな言葉がけ」
竹内エリカ講師講師のプロフィールはこちらから